指輪

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続きです。最近、彼のことをまたよく思い出すようになったのは、彼のSNSを見てしまったからです。

正確にはプライベートのモノではなく、彼の仕事関連のモノなのですが…

彼の会社は、特にSNSでの情報発信に力を入れているようで、スタッフさん同士の交流もたくさんあげられています。

その中心に、いつも彼が居る。

未練がましくも時たま見てしまっていた私ですが、しっかり見たのは久しぶりでした。

なぜ彼のSNSを見ようと思ったのか…

それは私が今、弱っているから、でしょうか。

弱っている気は更々ないのですが、気持ちの急激な変化に思い当たることは一つしかありません。

秋が深まり始めた頃、母を亡くしました。

母一人、子一人の家族でした。

いつかこんな日が来ることはわかっていました。

突然のことでしたが、結婚願望があまりなく生きてきた私は『いつか独りになる』覚悟が、心のどこかで出来ていたようです。

私は自分でも驚く程、冷静で居られた。

静かに母を見送り、いつもとなんら変わらず過ごしているように見える私を周りの人たちは心配してくれますが···

当然1人になれば喪失感に襲われ、涙する日も多々あります。

初めて、誰かが隣に居てくれたらと

結婚して子供が居たら、こんなにも寂しくはなかったんだろうかと、考えました。

誰かが居てくれたなら。今よりは寂しくはなかったのかも知れません。

それでも失くした『誰か』の空白は、その誰かでしか埋められない。

それは、彼との別れで学んだこと。

今私に恋人や、夫や、子供が居たとしても。母の居ない寂しさが消える訳じゃない。

親の死は、いつかは誰もが経験することです。

『もっと話したかった。』きっと誰もが想うことです。

その想いに付随して、私は彼のことをまた考え出してしまった。

彼の仕事のSNSを見れば、彼の近況は知ることが出来ます。

でもそれを見たら、間違いなく傷付く。

私が以前投稿させて頂いた記事で、最後に彼が私の職場に上司の女性と来たと書きました。

その前後でこのSNSに載せていた写真を見た時に、気付いたことがあります。

彼はこの上司の女性と2人だけで行動している時、結婚指輪を外している。

彼と一緒に仕事をしていた頃、彼が指輪を付けて居ない日はありませんでした。

彼が指輪を外していたのは、私と2人で会っていた時だけ。私が知る限りは···。

それに気付いてからは、なるべく見ないようにしていました。

久しぶりに見た彼のSNS。やっぱり彼は、この女性と2人きりで行動している時だけ指輪をしていない······

それが何を意味して居るのか、どう捉えて良いのか、少し戸惑いました。

なんの根拠も確証もない。もう2年半。私と過ごした時間より、ずっと長い時間この女性と居る。

独身と既婚の立場の違いはあれど…

2年半と言う月日は、他の誰かを愛していても不思議はない月日です。

事実、私も確かに、違う誰かと恋をしていたのですから。

それに、一方的に離れた私に彼を責めることは出来ない。

彼には、指輪を外して逢いに行ける誰かが必要なのかも知れない。あの頃も、今も。

寂しいような、悔しいような。

なのに、彼が安らげる相手を見付けたのなら、それならそれで良いか。

偽りなく、そう思う気持ちもある。

2年半の月日、私は多くを経験して、今やっと彼を心から大切な友達のように想えるようになったのかも知れません。

友達でいいじゃん。そう言われて2年半。

同じ気持ちになれるまで、私には多くの経験と、それだけの時間が必要でした。

今回SNSを見たことで、SNSを辿れば連絡先を全て消した私にもまだ連絡する手段があることを知りました。

SNSって恐ろしいですね。(笑)

でも今更友達に、と言える勇気もないですし、

返事がなかったらやっぱり凹みそうだし、

何よりも傷心の女が昔の恋人に連絡をしてはいけない、と言うセオリーは持ち合わせて居るつもりです。

いつか、揺るがない自分になった時、まだ彼に連絡したかったらしてしまうかも知れませんが···

先のことは今は考えずに居ようと思います。

彼のSNSを見るのも、しばらくやめておきます。(笑)

パパさん、いつも少し趣きの違う私の記事を載せて下さってありがとうございます。

ステキな写真を選んで下さることも。

この場所があるから、私は不倫の恋をした自分自身と、彼への想いと向き合うことが出来ています。

次にこちらで書かせて頂く時、どんな自分になって居るか予想もつきませんが、今より強くなれて居たらいいなと願うばかりです。

パパさん、皆さん、冬が本格的になってきましたので体調を崩されないようにご自愛下さいね。

今年もあと少し。良いお年をお迎え下さい^^

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ABOUTこの記事をかいた人

ななこ

アラサー独身女です。多分、人生で一度きりの私の短い不倫の回想録です。