大好きな人を大嫌いになるために…

今、必死に貴女のことを大嫌いになろうと頑張っています。

貴女に言われて、凹んだことやショックだったこと…大好きだったから、心の奥底に蓋をし鍵を掛けていました。

大嫌いになるために、その鍵を開け1つ1つ引っ張り出してきては『こんな、酷い事を言う女だぞ』とか『こんな、最悪な女のどこが良いんだ』とか、自分に投げ掛けています。

貴女は『彼女を満足させられないなら、彼女を持つ資格なし』って冗談紛れにLINEしてきましたね。

こういうWの関係での貴女の『満足』とは何ですか？

少なくとも僕はこういう関係だからこそ、お互い好き同士で満足でした。ただでさえ、頻繁に会えるような環境ではない。ならば、会ったときにこそイチャイチャしたり愛し合えば満足なのではないの？その、おまけとしてプレゼントだったりがあるのかと思っています。

でも、たぶんきっと貴女は違うんだよね。

都心の豪華なディナーや妻に買ってあげた高価なバックと同じくらいの高価なバックが欲しかったんだよね、きっと。

妻の友達が故に、結婚記念日などに毎年、妻に好きな物を買ってあげてるのも、貴女は知ってる。

貴女が僕に『奥さんのバック、いくらか調べてから買いに行くの？』って聞かれたとき、僕は『調べないよ』って言ったけど実は、ちゃんと妻に聞いてお金を持って行ってるんだよ。

貴女に見栄というカッコをつけたかったから…。

貴女にバックを買ってあげようとしたときに『お金をいくら持って行けば足りる』って聞いたら貴女は激怒したね。

『奥さんには聞かないのに、何で私には聞くの』って。

『がっかりした。もぉ、元には戻れないと思う』って。

『お友達から、リスタートね』って。

嘘をついた僕がバカだったね。

『毎週の切り花よりも、年に1回のバックの方がよっぽど良い』って。

バックとは別にネックレスも別で買ってあってさ、

そのネックをプレゼントしたけど全然、喜んでる感じなかったね。物凄く、ショックで悔しくて悲しかった。

貴女はその後に発した言葉、覚えていますか？

『ネックレスなんかより、ピアスとかブレスレットの方が欲しかった』って。

『これだったら一緒に買いに行って、どれが良いって行ってもらった方が良かった』って。

貴女をイメージして、どれを付ければもっと貴女が綺麗になるか？可愛くなるか？、必死に選んで仕事の合間をみて買いに行ったんだよ。それなのに、あの言葉は痛かった。

それでも、平常心を保とうと『ごめんね』って言ったけど。

あなたにとっては、僕が2人目のお相手だったね。

だからこそ僕は常に、前の人とは違うようにしてきたつもり。だけど、貴女は…

『結局、前の人と一緒じゃん』って。

その前の人と、今でもLINEで繋がってる貴女が真意が分からなかったけど、

僕とも今、友達ってかたちで繋がってるからこういう事なのかな。

最近、貴女を大嫌いになろうと必死に思ってる事がある。

『貴女は、高級ディナーやバックを買ってもらいたくて、僕と付き合ってたんだ』って。

今でも、そんな子じゃないって僕は思ってる。けど、大嫌いになるために、そう思い込むように今、必死になってます。

でもね、これだけは言わせて。

貴女を大嫌いになろうとしてるんだけど毎晩、雨の日も雪の日も10キロの神社に走って行っては『あの人が、癌ではありませんように、病気ではありませんように』って。

もし貴女が病気になった時、僕は本当に何にもしてあげられない。貴女のお父様が病気で亡くなったとき以上に何もしてあげられない。

こんな辛いことがもし、現実に起きたら僕はどうなるか想像もできないよ。

好きな人が癌と知って何もできない苦痛に自分が耐えられるか…分からない。

今月末、再検査だったね。

僕にはこの先、この愛情を殺してお友達といった関係で貴女とお付き合いはできないと思います。

でもきっと今、友達を辞めたら貴女は検査結果を教えてくれないよね。

だから、切り花でどうにか繋がります。

それまでは10キロ、初めたばかりでどこまでやれるか分かりませんが頑張りますね。

今でも貴女の事が大好きだから走れるよね、きっと。

大嫌い以上の大好きに思い出が沢山あるから…。